変わりゆく景色の中で
最近、近所で施設の解体工事が行われています。
そこまで大きいわけではないのですが、
1階建てか、2階建ての、
まぁ大きくは無いけど小さくもないコンクリート造り。といった感じの建物です。
夜にその施設の前を通ると、ちょっと不気味な雰囲気と敷地を囲う塀の入口横にある電話ボックスがまた、良い雰囲気を引き立てていたんです。
そんな施設が今、解体工事をしていて
それを見たときに
『そういえばよく気がついたら無くなっているところ』
『建物とか違うお店に変わっている』とか、
そういうことってよくありますよね。
自分なんかよく出くわします。
そうすると「前ここなんだったっけ?」ってなるんですよ。
コンビニ跡とか何かのお店の建物をそのまま使っていると「あーこんなのがあったような気がする」とか「ここはコンビニセブンがあったな」「ファミマがあったな」とかわかるんです。
けどきれいに解体して、立て替えてあると
もうなんだかわからない。
あとは更地になってる場合もわからないか。
そういう時に自分の記憶力のなさが垣間見えるというか、
景色が変わったことへの違和感だけは残っているけど、何があったかはわからない。
って言う、なんともモヤモヤした気分になります。
今10年前の街の景色を見せられたらわかる自信はあまりありません。
そう気づいたときに、10年後のために街の景色の写真を撮っておくのも悪くないのかなと思います。
まぁそこまでやりませんし、今の住んでいるところは生まれ育った場所ではないのでそこまでの愛着というか、そういったものもありません。
しかし、自分の街を見返す、見直すと言う点ではちょっと面白いかなとも思います。
今見返したら、20年前に繁盛していたけど10年前からなんとなく客足が減ってる感じ。そして今はなくなっている…とか、そういう店もたくさんあると思うんですよね。
記憶を記録するのは、過去を振り返った時のピースの一つになると思うんです。
それきっかけでブワーっと記憶の波が押し寄せてきて、脳から記憶の汁が溢れ出てくる気がしませんか?
だから、記録もしといて損はないと思います。
そんな話。
景色の移り変わりを見ると思いまよね。
時代は流れてるなぁ。って。
おわり。