物の値段と味覚
今日、オリーブオイルを買ったんですよ。
こんなん
900㎖で900円しなかったかな?
とにかく安かったんです。
最近オリーブオイルが高くなっている気がするんですよね。
だからなるべく安いものを見つけて買いました。
オリーブオイルと言ってもキャノーラ油とエクストラバージンオイルを合わせたものです。
よくサラダにオリーブオイルと塩をかけて食べるので、今回もそういった形で食べてみました。
やっぱり香りは薄く感じます。
まぁキャノーラ油で割ってあるので当たり前ですが。。。
この価格でこの味ならいいんじゃないでしょうか。
特に不味くありませんし、食べているうちに美味しく感じてきました。
と、いう、この感覚なんです。
自分の味覚の基準は。
もしもこの油が300㎖で5000円だった場合、間違いなく
「不味い」
という判断になると思います。
さっきは「不味くない」と思ったものでも、価格帯によっては「不味い」のゾーンに入ってしまうのです。
価格が高ければ、それに比例して味に対する期待値は上がると思います。
それは当然です。
ですが、味が美味しければそれに比例して価格が高いだろうという心配ってそこまでなくないですか?
お肉とか、珍味とかワインとか
そもそもの商品にグレードがあるようなものは別として、
とってもおいしいチャーハンは不味いチャーハンよりも高いに決まっている!
とはならないじゃないですか。
でも高いチャーハンがあったら「こんだけ高いなら美味しいだろう」ってなりそうなもんじゃないですか。
何が言いたいかって、
同じチャーハンを安い価格から高い価格でそれぞれ用意したらどうなるの?って話ですよ。
味は同じはずなのに、多分味の感じ方は違うんですよ。
こんなのおかしい!!
と思うけど味というのも一つの情報で、見た目も情報。
見て味わうという感覚がある限り、価格も一つの情報なわけで…
その、価格というものも味に直結する情報の一つになると思うんですよ。
安ければ妥協点を勝手に増やして
「この価格でこれはうまし!」
となるわけです。
でも価格が上がれば損はしたくないという気持ちから妥協を許さず
「この価格でこの味は詐欺だ!」
という風に変化していくわけです。
どうでしょう?
これがわたくしの味覚です。
要は味覚音痴なのです。
だから安い酒と安い肉で十分なのです。
しかし、妻にかかれば安い食材をでものすごく美味しい料理を作ってくれるという錬金術に近いことをしてくれます。
それはまた別のお話ですが、ご家庭で料理をしてくれているご家族やパートナー様、仲間に感謝しましょう。
ありがとう。
復唱。
さて、話は戻しまして
味覚音痴な自分から見ると、舌が肥えている人というのは羨ましい所も少しはありますが、、、
大変そうだなーというのが正直な気持ちです。
評論家などの職業に就ければとても大きな武器になりますが、
一般的に見たら好き嫌いが多い人か味にうるさい人というレッテルを張られると思います。
本人がどう思っているのか分かりませんが、好き嫌いが増えて食べられるものが減ってしまうというのはなんとも悲しいことだと思います。
で、妻は好き嫌いが激しいのですが
こうなると多分「高い=美味いはず」の式が通用しないように感じます。
??
違う。か?
もっと激しくなるという感じかもしれませんね。
この価格でこの味?
の基準が自分よりも更に厳しくなるということか。
やばい、わからない。
結局食べ物の値段なんて味で決まるわけではなくて、流通や技術料、物の希少性で決まるということなのでしょう。
あとは立地なんかも考慮しないとね。
一等地だけど物の入手がしやすい所と、
辺鄙な所だけど山奥すぎて物が手に入りにくい所で比べたらどちらが高いのかは知りませんが、まぁ後者でしょうな。
「美味しい=高い」という感覚は持ち合わせていないのに
「高い=美味しい」という感覚は捨てきれない愚か者の記事でした。
お酒飲み飲みなので意味わからん脱線だらけの記事だったのに読んでくれた方はありがとうございます。
読んでない方もありがとうございます。
ました。か。
それでは、また。